紀美野町の山寺で節分の豆まき

2023年02月11日 17時22分

イベント社会

和歌山県紀美野町(きみのちょう)にある高野山真言宗の小さな山寺で、祝日のきょう(11日)節分の護摩供養と豆まきが行われ、地元の子どもやお年寄りで賑わいました。

きょうの豆まきのもよう(2月11日・紀美野町・延命山蓮花寺)

紀美野町蓑垣内(みのがいと)にある延命山蓮花寺(えんめいざん・れんげじ)では、真言密教に基づいて、2月3日の節分の前後1週間にわたって開運や厄除けを祈願しています。その一環として、地元の人々を招いて節分の護摩供養と豆まきを行っていますが、祝日の方が多く来てもらいやすいため、毎年、建国記念の日に開催しています。

護摩供養のもよう(2月11日・紀美野町・延命山蓮花寺)

午前10時半、蓮花寺の笠原貴雄(かさはら・きゆう)住職が本堂の護摩壇(ごまだん)に座り、燃えさかる炎に胡麻木(ごまぎ)をくべて、世の中の平和や人々の安寧を祈りました。

続いて行われた豆まきでは、ことし厄除けを祈願した人々が、信者から奉納されたたくさんの豆やお菓子などを参加者にまいて、地元の子どもやお年寄りが歓声を上げながら、それぞれ持ってきた袋に拾い集めていました。

お菓子を拾って満足な子どもたち

子どもたちは「昆布やカニチップが拾えた」と満足そうな様子でした。

厄除けで豆やお菓子をまいた女性は「小さな幸せを見つけられる1年にしたいです。子どもたちにも喜んでもらえて、いい厄落としになりました」と話していました。

蓮花寺の笠原貴雄住職

蓮花寺の笠原住職は「厄除けを長持ちさせるには、誰かが喜んでいることを一緒になって喜んであげることが大切です」と呼びかけています。

蓮花寺では、本尊の地蔵菩薩(じぞうぼさつ)の縁日にあたる毎月24日の午前11時から、護摩供養をしています。

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