「きしゅう君の防犯下敷き」 城北保育所で贈呈式 

2023年02月10日 17時57分

教育社会

この春、小学校の新1年生になる和歌山県内の子どもたちに、防犯の心構えを記した下敷きが贈られることになり、きょう(2/10)、和歌山市の保育所で贈呈式が行われました。

この取り組みは、県防連・県防犯協議会連合会と和歌山キワニスクラブ、和歌山くろしおライオンズクラブの3者が2005年度から毎年行っているもので、今年(2023年)は、4月に小学校に進学する県内の子どもおよそ8000人に贈られます。

贈呈式は、きょう午後、和歌山市の城北保育所で行われ、はじめに県防連の宇治田善信(うじた・よしのぶ)専務理事が、年長の子どもおよそ30人を前に挨拶し、「皆さんは、外で遊んでいるときなどにお菓子を買ってあげる、とか言われて恐い思いをしたことがあるかもしれませんが、そんなとき、どうすればいいのかがこの下敷きには書かれています。小学校へ行ったら、この下敷きを使って勉強し、いかのおすしの約束を思い出してください」と呼びかけました。

挨拶する宇治田専務理事

このあと、和歌山キワニスクラブと和歌山くろしおライオンズクラブの関係者が、この春、小学校に入学する城北保育所の子どもの代表5人に防犯下敷きを手渡しました。下敷きには、「知らない人について行かない」「知らない人の車に乗らない」「大声で叫ぶ」「すぐ逃げる」「知らせる」の、『いかのおすし』の心得と、「きしゅう君の家」について書かれていて、受け取った子どもたちが、防犯の心構えを確認していました。

なかには、すでに『いかのおすし』を知っている子どももいて、「この下敷きを学校に持っていく」などと話していました。

また、贈呈式の会場には、和歌山県警のシンボルマスコット「きしゅう君」も登場し、子どもたちの人気を集めていました。

子どもに人気のきしゅう君

「きしゅう君の防犯下敷き」は、今後、県内の市町村教育委員会に郵送され、各小学校で新入生に配布されます。

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