紀の川市の認定ブランド「ISSEKI」お披露目会

2023年02月10日 18時54分

イベント政治経済

デザイナーやコピーライターなどとコラボした和歌山県紀の川市の特産品を開発するプロジェクトのお披露目会が、きょう(10日)紀の川市役所で開かれました。

「ISSEKI」ブランド第1弾の開発者(左:米もと農園の米田基人さん・右:かたやま農園の片山篤さん)と今城副市長(中央)(2月10日・紀の川市役所)

これは、紀の川市の生産者と全国から応募で集まったクリエイターが、地元の果物や農産品などを活かした新たな持続性の高い産品を開発する、LDP「ローカル・コクリエーション・プロジェクト in 紀の川」と銘打った、地場産品活性化プロジェクトで、ブランド名は「ISSEKI(いっせき)」と名付けられました。慣用句「一石を投じる」からとられ、紀の川市の生産者の新しい挑戦で生まれた産品が社会に様々な波紋を拡げられるように、という思いが込められています。

飲み物や食べ物にスプレーするだけでハーブの風味が加わる米もと農園の「xherb」

去年(2022年)10月、ISSEKIブランド第1弾の商品を開発するため、クリエイターが紀の川市を訪れてフィールドワークを行い、生産者と商品開発に取り組んだ結果、今回は、農薬や化学肥料を使わずに栽培したハーブでつくったスプレー式調香料「xherb(クロスハーブ)」と、地元で穫れた黒米(くろまい)や野菜、県内産の鶏肉でつくった季節ごとに4種類の味わいが楽しめる「季節の変わりしゅうまい 紀の川黒米包み」の2商品が発表されました。

黒米の食感と春菊の風味を練り込んだかたやま農園の「季節の変わりしゅうまい 紀の川黒米包み」

紀の川市の今城崇光(いましろ・たかみつ)副市長は「市内の生産者による『新しい挑戦』から生まれた紀の川市認定ブランドをより多くの人に知って欲しい」とあいさつしました。

今後は、JA紀の里の「めっけもん広場」や、東京の和歌山県アンテナショップ「わかやま紀州館」ネット通販も含めた販路拡大や、飲食関連見本市「FOODEX(フーデックス) JAPAN」などへの出展を行うほか、さらに新しい商品開発を進める方針です。

あす(11日)は、第2弾のISSEKI認定を目指す商品の審査会が、正午から紀の川市役所で開かれます。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55