羽衣国際大学・市民講座開催

2023年02月09日 17時31分

イベント教育歴史・文化社会

羽衣国際大学が主催する市民向けの公開講座が、きょう(9日)から和歌山市で始まりました。

羽衣国際大学 人間生活学部 人間生活学科 湊敏文講師

これは、大阪・堺市にキャンパスがある羽衣国際大学の授業を広く一般の人にも体験してもらおうと大学が毎年開いているものです。

和歌山市美園町(みそのちょう)のけやきONE()ビルで開かれた市民講座には、事前に申し込んだ17人の市民が参加し、人間生活学部・人間生活学科の(みなと・)敏文(としふみ)講師が「味覚の授業」と題して講演しました。

講師の話を熱心にメモする受講者

講座では、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の4つの定義や旬の食について紹介されたほか、食べたものの香りの感じ方を体験するため、干しぶどうを使った実験が行われました。

実験は、鼻をつまみながら干しぶどうを15回ほど噛み、鼻から手を離すとどうなるかというもので、手を離したとたんにフワッと口の中に香りや甘みが広がることを体験した上で、「香りや食感、聴覚など、五感があわさって味を感じることができる」と講師から話がありました。

香り方の実験をする受講者

開講当時から参加しているという和歌山市の70代の女性は「料理は身をもって覚えているだけで、文字にするとわからないことだらけ。非常に参考になった」と話していました。

この市民講座は、テーマを変えて、あと3講座開かれる予定で、今月(2月)20日と27日に実施する講座はまだ若干名の空きがあるということです。受講希望の問い合わせ先は、羽衣国際大学「わかやま市民講座」係、電話 072(265)7145です。

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