トルコ大地震・岸本知事が犠牲者を追悼
2023年02月09日 19時09分
和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、けさ(9日)の定例記者会見で、エルトゥールル号の遭難以来、深い友好関係にあるトルコ共和国で発生した大地震で多数の犠牲者が出ていることについて、哀悼の意を示すとともに、大統領と駐日トルコ大使に向けてお見舞いの手紙を送ったことを明らかにしました。
今月(2月)6日にトルコ南東部で発生した地震では、隣国のシリアも含めて1万5千人以上が死亡し、5万2千人以上がケガをしていると伝えられ、さらに被害が拡大するおそれがあります。
地震発生時、インドを訪問中だった岸本知事は現地で情報を知り、自分のSNSで犠牲者を追悼する書き込みをしたほか、トルコの大統領と駐日大使に向けてお見舞いの手紙を送ったということです。
岸本知事は「トルコは和歌山県にとってゲートウェイのような大切な存在で、ただちに義援金の募集を開始したところ、きのう(8日)の時点で300件・270万円が寄せられた。県からも予備費から100万円の見舞金を出す」と述べ、改めて県民にトルコ義援金への協力を呼びかけました。
県では、紀陽銀行、きのくに信用金庫、それにJAバンクの3つの金融機関に義援金受け入れ口座を開設し、当面の間、受け付けているほか、県庁の本庁と、すべての振興局に募金箱を設置して、協力を呼びかけています。