紀の川市と県・猟友会支部 災害時の救援活動で協定

2023年02月08日 20時26分

政治災害・防災社会

和歌山県紀の川市は、和歌山県猟友会(りょうゆうかい)紀の川・岩出支部に災害時の救援活動で、山間部の道案内や、アマチュア無線の交信などで協力してもらう災害協定を結び、きょう(8日)紀の川市役所で協定の締結式を行いました。

協定書を持っての記念撮影(左:今城副市長・右:山田支部長・2月8日・紀の川市役所)

県・猟友会紀の川・岩出支部には、猟銃などで害獣駆除を行うおよそ200人が登録しています。

およそ8年前、紀の川市内の山間部で遭難者が発生した際、地元の消防団が、山道に詳しい猟友会のメンバーに協力を求め、捜索活動を行ったことや、メンバーがアマチュア無線での交信に詳しいことなどがきっかけで、災害協定の締結につながりました。協定自体は、去年(2022年)3月7日に締結されていましたが、新型コロナの影響で締結式が順延され、11か月遅れのきょう、行われたものです。

午前10時半、紀の川市役所の応接室で、紀の川市の今城崇光(いましろ・たかみつ)副市長と乾浩二(いぬい・こうじ)危機管理部長、それに、県・猟友会紀の川・岩出支部の山田満(やまだ・みつる)支部長らが協定書を手に記念撮影しました。

県・猟友会紀の川・岩出支部の山田支部長

山田支部長は「鳥獣害駆除活動は農業・漁業関係者に貢献しているが、我々の活動を更に知ってもらうために災害協定を締結した。地元・紀の川市や岩出市だけでなく、紀南地方でも有益だと考えるので、ゆくゆくは全県的にこの協定を広げられたら」と話しています。

紀の川市の乾危機管理部長

乾危機管理部長は「災害時の行方不明者の捜索をはじめ、様々な場面での協力を期待している」と話しています。

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