【衆院補選】門博文氏・旧統一教会の支援受けたと表明

2023年02月06日 19時59分

政治

元・衆議院議員で、ことし(2023年)4月の衆議院和歌山1区補欠選挙に、自民党公認での立候補を希望している門博文(かど・ひろふみ)氏が、きょう(6日)和歌山県庁で記者会見を開き、おととし(2021年)までの在職中に、世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)の主催する会合への出席や、選挙でのボランティア支援を受けていたことを公表し、陳謝しました。

記者会見で旧・統一教会との関わりを説明する門博文氏(2月6日・和歌山県庁)

門氏はかつらぎ町出身の57歳、和歌山大学経済学部を卒業後、地元のホテルリゾート会社の社長を経て、2012年12月の衆議院総選挙で近畿ブロック比例代表として初当選し、当選3回、国土交通大臣政務官を務めましたが、おととし10月の衆議院総選挙で落選しました。

門氏は、ことし4月23日投票の衆議院和歌山1区の補欠選挙に、自民党公認での立候補を希望していて、県連の判断を待っている状況です。そんな中、一部の報道で旧・統一教会との関係が指摘されたことを受け、きょう、門氏サイドが独自に調査し公表したものです。

それによりますと、2014年7月、和歌山市で開かれた「アジアと日本の平和と安全を守る和歌山県フォーラム」主催の会合に出席したほか、2021年の衆議院総選挙で、旧統一教会和歌山支部からボランティアの申し出を受け、述べ数人に電話掛けをしてもらっていました。

このほか、東京で年に2回から3回開かれた朝食勉強会に出席していたことや、教会の関連団体への祝電やメッセージも依頼を受けて送っていたことも明らかにしました。一方、教会関連の会合への出席や講演、寄付などは受けていないとしています。

門氏は「

1期目の時、地元の支援者からの紹介を受けたことがきっかけで関係が出来たと思う。安倍元総理の銃撃事件以降、政治家と旧統一教会との関係や被害者のことが大きく報じられるなか、大変反省している。今後は一切の関わりを閉ざす。私自身も、衆議院補選への出馬を希望しており、公平・公正を期すため自ら情報開示した」と釈明しました。

また、自民党県連による補欠選挙の候補者選びが難航していることについては「私自身はまな板の上の鯉で、こちらから申し上げる立場には無いが、1日も早く選定してもらい、勝利に向けて動きたい。私自身、自民党公認候補としての立候補を希望している。それだけだ」と述べました。

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