サッカー「アルテリーヴォ和歌山」が株式会社として再出発

2023年02月01日 18時45分

スポーツ

和歌山市を拠点に、Jリーグ入りを目指している社会人サッカーチーム「アルテリーヴォ和歌山」は、より収益性や効率性を高めるクラブへ運営体制を強化するとして、きょう(2月1日)株式会社「アルテリーヴォ和歌山」を設立しました。

株式会社として再出発したアルテリーヴォ和歌山の本社(2月1日・和歌山市松江中)

アルテリーヴォ和歌山は、2006年10月に発足した、県内の有志を中心とするNPO法人「和歌山からJリーグチームをつくる会」が運営する、関西サッカーリーグ1部の社会人チームです。

和歌山市の紀三井寺(きみいでら)公園陸上競技場や、紀の川市桃山町(ももやまちょう)の桃源郷(とうげんきょう)運動公園陸上競技場をホームグラウンドに、おととし(2021)年は関西リーグで準優勝、去年(2022年)は6年ぶりにリーグ優勝するなど、実力を付けているほか、子どもたちとの交流や普及啓発のためのサッカー教室の開催や、去年秋の和歌山県知事選挙のイメージキャラクターを務めるなど、地域活動にも力を入れています。

JFLなど上のカテゴリーのリーグへ参入するには「5000人以上収容可能でかつ有料試合が開催できる規模のスタジアムを用意すること」といった条件を満たし、より収益を高める必要があることから、株式会社化したものです。

株式会社アルテリーヴォ和歌山の社長は、ゼネラルマネージャーの児玉佳世子(こだま・かよこ)氏が、会長には板倉登志子(いたくら・としこ)氏がそれぞれ就任します。なお、普及活動や後援会は、引き続きNPO法人の事業として行われます。

アルテリーヴォ和歌山では「地域のために、より強く、より愛されるクラブであるため、また、持続可能かつ、地域に豊かさをもたらす収益性と効率性の高いクラブを目指し、なお一層の努力をして参ります」とコメントしています。

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