和歌山県産南高梅の炭酸飲料 きょう発売

2023年01月31日 19時26分

社会経済

和歌山県の梅の産地、みなべ町の若手梅農家や、高校生とともに、大手飲料メーカーが創り上げた「三ツ矢日本くだものがたり 和歌山県産南高梅」が、きょう(1/31)、発売されました。

これは、三ツ矢サイダーなどを手掛ける東京のアサヒ飲料株式会社が、産地を指定した国産の果物で作る炭酸飲料「日本くだものがたり」シリーズの第一弾として紀州南高梅を原料にして製造したもので、紀州南高梅の発酵果汁やピューレ、エキスが配合されています。

製造にあたっては、アサヒ飲料が、みなべ町の若手梅農家による「みなべ梅郷(ばいごう)クラブ」と県立南部高校「食と農園」科の生徒とのワークショップを主催し、高校生に、若手梅農家の取り組みを伝えるとともに、農家の思いを全国に伝えるためのポスター作りに取り組みました。

販売初日のきょう、アサヒ飲料やワークショップに参加した関係者が県庁で記者会見を開きました。

きょう午前、行われた記者会見(2023年1月31日・県庁記者会見室で)

この中で、アサヒ飲料・近畿圏本部の藤田佳孝(ふじた・よしたか)副本部長は、「生産農家や生産地と三ツ矢ブランドが連携し、商品を通して、国産果実の魅力やおいしさを、生産者の思いとともに全国に届けることがシリーズのコンセプト。ツイッターなどでも紹介しているので、是非、見てほしい」と話しました。

また、県立南部高校の「食と農園科」の生徒も記者会見に同席し、お弁当の梅干しがある現在と、梅干しの入っていない未来との対比で梅産業の危機感を表した、高校生製作のポスターを紹介するなどしました。

県立南部高校の生徒が作ったポスター(左)

県立南部高校「食と農園」科の1年生は、「白浜町出身なので、今回の取り組みで初めて梅の畑を見る機会があり、その広さに驚きました」「飲んでみましたが、すっきりしていて飲みやすくおいしかったです。全国で知られるアサヒ飲料に作ってもらえてうれしいし、これを機に、高校に入ってくる生徒も増えてほしい」「地元・みなべ町の出身なので、とてもうれしい。全国に広まってほしい」「親が農家で、梅の出荷を手伝ったりしているので、多くの人に知ってもらいたい」と話していました。

高校生だけで記念撮影

「三ツ矢日本くだものがたり 和歌山県産南高梅」は、きょうから全国のスーパーや量販店などで販売されています。450ミリリットル入りのペットボトル、税別一本170円で販売されています。

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