串本町に建設されている日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」で来月（２月）に予定されていたロケットの打ち上げについて、宇宙開発会社のスペースワンは、今年夏ごろに延期となることを明らかにしました。これはスペースワンが、串本町など地元自治体などで構成する協議会で説明して明らかにしたものです。

延期されるのは３回目で、これに伴って年間２０基の打ち上げ目標についてこれまでの２０２０年代半ばから２０年代中と事実上後退させることになりました。

スペースワンの阿部耕三（あべ・こうぞう）取締役は、協議会の後、「新型コロナ感染症拡大による世界的な物流の停滞によって部品の調達が困難になった」と理由を説明しました。

そしてえ、今年夏ごろとする新たな打ち上げ時期について４月中に改めて詳細を明らかにするとしました。