「ICT活用授業研究会」3年ぶりに対面で開催・和大附属小

2023年01月28日 17時51分

教育

和歌山市の和歌山大学教育学部附属小学校できょう(28日)、ICTを活用した授業の研究会が3年ぶりに対面方式で開かれました。

研究授業の様子(2023.1.28 和大附属小)

和大附属小では日頃からICT機器の活用方法について研究を進めています。「ICT活用授業研究会」はその研究成果を発表し、取り組みを他校にも普及することを目的に毎年開かれていて、ことし(2023年)で15回目です。

きょうは、2年生から6年生の教員6人が、プログラミングやデータサイエンスといったテーマで授業を行いました。

自分の意見を発表する児童

そのうち5年生の授業では「タブレットはノートや鉛筆のようにマストアイテムにするべきか?」という1つの議題に対し、「紙は資源をこわすから積極的にタブレットを使うべき」「授業に役立っている」という肯定派の意見から、「生活習慣が乱れる」「悪いイメージがあるから、マストアイテムにしないでほしい」といった反対派の意見も見られ、タブレットとどう関わっていくべきか活発な議論が交わされました。

また、授業の後は、授業を行った教員と見学した教育関係者による座談会が行われました。

質問や感想、ICTの上手な活用方法などを座談会で交わされた

子ども情報部ICT班主任の中西(なかにし・)(だい)教諭は、今後の目指す姿について「教師が指示するのではなく、『こんなふうに使いたい』といった子どもたち発信のICT活用ができれば」と話していました。

和大附属小では、ICT班を中心にICT活用の研修会を学内で実施しているほか、常に授業でタブレットを活用するようにし、成功例や失敗例を教員同士で共有しながら、活用方法について研究を進めているということです。

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