万博関連の情報<発信:和歌山県>

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和歌山城天守閣で結婚式 夜間活用の初事例

2023年01月27日 19時04分

イベント社会

和歌山城の天守閣を夜間も活用してイベントを開催し、活性化をはかろうという和歌山市の取り組みで、初めての事例となる結婚式がこのほど(1/23)、ライトアップされた天守閣で開かれました。

夜間の結婚式が行われた和歌山城天守閣

これは、着物で和歌山の良いところを発信し、地域の活性化を目指す一般社団法人「KIYORA和歌山」が主催したもので、和歌山市が、和歌山城天守閣を、午後5時半以降も開放して実施した初めての事例となりました。

今月23日の午後6時から開かれた結婚式では、新郎と新婦が、殿様とお姫様のいでたちで、天守閣の中庭に現れ、尺八と紀州長持ち唄の演奏にあわせて天守閣の入り口まで歩き、参列者からの祝福を受けました。

さらに天守閣の最上階では、人前での結婚式が行われ、篠原圭(しのはら・けい)さん35歳と千菜美(ちなみ)さん28歳の2人が、新たな一歩を踏み出しました。

水合わせの儀

およそ20人の参列者を前に挨拶した新郎は、「2日前に、家族だけで結婚式を挙げた時にも妻を大切にすると誓いましたが、今回、花嫁行列を見てあらためて誓いました」と話していました。

新郎新婦へのメッセージも披露された

国が民間事業者に補助金を出して特別な場所で特別な体験をする新しいイベントの開催を後押しする中、和歌山市は、これまで打診されても実施できなかった天守閣を利用した夜間のイベントの開催を可能にする制度を作り、今月(1月)12日から希望を受け付けていて、今回は、そのイベント第一弾となりました。

今回のイベントを主催した、「KIYORA和歌山」の植野千惠子(うえの・ちえこ)代表理事は、「2年前から要望し続けてきた天守閣での結婚式がようやく実現しました。今後は、昼間の活用を目指すとともに、子どもに語り継いでいける、思い入れの深い結婚式を企画し、国内だけでなく、世界中から、お城好きのカップルを募集したい」と意気込みを語りました。

和歌山城・天守閣の夜間の利用については、追加料金を払えば、最長で午後10時まで可能で、和歌山市の担当者は、「特別な場所でのイベント開催で付加価値を高め、音楽会や展示会の開催で、入場料収入を見込む事業者が出てくれば」と期待しています。

利用にあたっては、3時間で1万7千円の基本料金と、天守閣の入場料相当、大人で410円の料金が、参加者の人数分必要です。

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