【大雪】南海本線最大7時間遅れ・駅員対応に追われる

2023年01月25日 16時52分

交通災害・防災

昨夜(24日)からけさ(25日)にかけて降った大雪の影響で、南海本線でも最大でおよそ7時間の遅れが出ました。

雪で遅れて到着した和歌山市行き普通電車(1月25日・大阪府泉佐野市・羽倉崎駅)
吹雪となった和歌山市駅前(1月24日・和歌山市駅)
レールのポイントの凍結防止カンテラに点火する保線員(1月24日・南海和歌山市駅)

南海本線では、風雪が強まったきのう午後8時ごろから雪によるポイントレールの故障などが相次ぎ、和歌山市・なんば間の全線で運転を見合わせ、安全が確認されるまで列車が近くの駅に停車しました。

最大で7時間あまり遅れたことを示す南海アプリの画面
和歌山市駅に到着し改札に並ぶ乗客ら

およそ4時間後、日付が変わったきょう(25日)午前0時過ぎ、ようやく上下線とも少しずつ運転を再開しましたが、途中、踏切に人や車などが取り残された際、運転士にセンサーで異常を知らせる装置が雪で反応するケースが頻発し、運転士がそのつど安全確認を行ったため、なんばをきのう午後7時20分に発車した急行・和歌山港行きは、7時間あまり遅れてきょう午前3時45分ごろ和歌山市駅に到着しました。乗客は、疲れた表情で改札を出たり、特急券の払い戻しを申し出たりしていました。

雪が積もり始めた南海樽井駅のホーム(1月24日・大阪府泉南市)

一方で、電車が途中駅で停車した際、車掌が機転を効かし、冷気が車内に吹き込まないようすべての扉を閉めたり、車内放送で駅のトイレを利用するよう案内する光景も見られました。

南海電鉄では「大変なご迷惑をおかけしたが、乗客の安全向上に向けた社員教育を普段から徹底しているので、今後、このようなレアなケースにも適切に対応出来るよう努めたい」と話しています。

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