業務用チョコのたにぐちが新工場建設で協定

2023年01月17日 21時12分

政治経済

ケーキの装飾に用いる業務用チョコレート製造業で、日高川町(ひだかがわちょう)に工場を展開する大阪市の株式会社たにぐちは、あらたに、バイオマスを原料にしたトレイや、チョコレート製のストローなどを製造する工場を増設することになり、このほど(17日)和歌山県と日高川町との3者で進出協定を締結しました。

協定調印後の記念撮影(左から岸本知事・谷口社長・久留米町長・1月17日・和歌山県庁知事室)

たにぐちは、1979年(昭和54年)に設立した、ケーキの装飾用のチョコレート製品の製造業で、国内シェアの60%を占めています。

日高川町和佐(わさ)にある2つの工場を製造拠点にしていますが、このほど、環境問題やSDGs(エスディージーズ)の観点から、トウモロコシなどのバイオマスを原料にしたバイオマストレイや、チョコレートで出来た「食べられる」チョコレートストローを自社で製造する、3つめの工場を増設することになったものです。

進出協定の調印

和歌山県庁の知事室で行われた進出協定の調印式で、岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事と、日高川町の久留米啓史(くるめ・ひろふみ)町長、それに、たにぐちの谷口雅一(たにぐち・まさかず)社長が、進出協定書にサインしました。

岸本知事と久留米町長は事業の拡大に期待を示し、谷口社長も新機軸として国内や海外に広くアピールする意欲を示しました。

たにぐちの新しい工場は、延べ床面積がおよそ988平方メートルで、およそ4億7800万円をかけて建設し、ことし5月に操業開始する予定です。

これにあわせて、今後3年間で、地元から正社員10人を雇用する予定です。

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