岸本知事就任1か月「職員は優秀だが真面目すぎる印象」
2023年01月17日 16時31分
和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、きょう(17日)で就任から1か月を迎え、職員の印象について「大変優秀でまじめ。素晴らしい仲間」と評価する一方、「真面目すぎて常に100点満点を取る気で来ているので、60点ぐらいでもよいのではないか」と指摘しました。
岸本知事は、先月(12月)17日付けで就任し、この間、およそ50人の職員と昼休みに知事室で昼食をとりながら談話する「OMTG・おにぎりミーティング」を行っていて、とくに若手の職員から「残業が長い」とか「有給休暇を取りにくい雰囲気がある」といった声が聞かれたということです。
また、県政の様々な取り組みや課題などを、担当職員から代わる代わる説明を受けた印象については「真面目過ぎるくらいで、常に100点満点を取ろうと気負っているが、そこは60点ぐらいでも良い」と指摘し、肩の力を抜くよう求めました。
このほか岸本知事は「意思決定が重層化してスピード感に欠けていたり、取り組んでいる事業のフォローアップが少ない印象」とも語り、その上で、今後もおにぎりミーティングを続けながら、すべての職員の人となりや、業務の課題などを共有していく方針を示しました。