豊作願う「御田祭」滑稽に、丹生都比売神社

2023年01月15日 17時39分

歴史・文化

かつらぎ町の世界遺産、丹生都比売(にうつひめ)神社で、きょう(15日)、新年の豊作を祈願する狂言仕立ての伝統芸能神事「天野(あまの)の御田祭(おんだまつり)」が行われ、参拝客らを楽しませました。

これは、平安時代の田植えの儀式が始まりと伝えられる神事で、楼門の下のござを敷いた舞台に、面や装束を着け、鍬(くわ)や鋤(すき)などを持った「田人(たびと)」や「牛飼(うしかい)」のほか、牛の姿をした「一石(いちこく)」などが登場し、田作りや田植え、鳥追いなどの様子を滑稽に演じました。

ハイライトは、男性がお多福の面を着け、もんぺを履き、女装した「田ツ女(たづめ)」のユーモラスな演技で、見物客らに、少量のご飯を配り歩く場面では、もんぺを引っ張り上げながら腰を振って歩くしぐさに、会場が何度も沸いていました。

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