橋本市・隅田八幡神社で、小豆がゆ豊作占い

2023年01月15日 14時52分

歴史・文化

橋本市の隅田(すだ)八幡神社できょう(15日)、小豆(あずき)がゆを炊いて、今年(2023年)の稲の生育を占う神事が行われ、早い時期と中盤の時期に実る稲が豊作になるという結果が出ました。「管祭(くだまつり)」というこの神事は、江戸時代の中期から続くと伝わる小正月(こしょうがつ)の行事です。

午前5時すぎ、神社の寺本佳文(てらもと・よしふみ)宮司63歳が本殿の前で、釜に米1升と小豆5合を入れて、かゆを煮立て、収穫時期が早い「わせ」と、遅い「おくて」、その中間の「なかて」を示す目印をつけた3本の竹筒を沈めました。

これらの筒には、小さな穴が開いていて、中に入った米粒の量で占った結果、今年は「わせ」と「なかて」が豊作になるという結果が出ました。そして、神事が終わると、参拝者に、持ち帰り用の小豆がゆが振る舞われました。

隅田八幡神社は、国宝の銅鏡「人物画像鏡」を所蔵することで知られています。

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