那智勝浦町(なちかつうらちょう)で、今月（１月）２８日に開かれる予定だった、第２９回「まぐり祭り」は、新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、きのう（１２日）実行委員会が協議した結果、中止が決まりました。

まぐろ祭りは、生鮮マグロの水揚げ量が国内有数の那智勝浦町を広くＰＲしようと、地元の観光機構や商店、漁協などによる実行委員会が、毎年この時期に開いているイベントです。

去年（２０２２年）とおととし（２０２１年）は、新型コロナの影響で２年連続で中止となり、２９回目のことし（２０２３年）は３年ぶりに開催し、生鮮マグロの即売や、マグロの刺身の振る舞い、特製マグロ汁などの販売などが行われる予定でした。

しかし、去年の年末から、県内や全国で再び新型コロナウイルスの感染や死亡が拡大し、安全確保が難しい状況になったとして、きのう、実行委員会が中止を決めたものです。

実行委員会では「直前まで準備を進めてきた中で、誠に断腸の思いだが、那智勝浦町が全国に誇る生鮮マグロのＰＲは今後も続けるので、来年（２０２４年）まぐろ祭りを開催する際には、温かい支援と多くの来場をお願いしたい」とコメントしています。