温泉街にジャンボ張り子 田辺市本宮町に冬の風物詩
2023年01月12日 19時48分
田辺市本宮町の川湯(かわゆ)温泉にきょう(1/12)、今年(2023年)の干支にちなんだ全長およそ3メートルのウサギなど「ジャンボ張り子」が登場しました。
ジャンボ張り子は、冬の風物詩でウサギや、去年のサッカーワールドカップにちなんだサッカーボールなど10体の張り子が、川をまたいで張られたおよそ70メートルのしめ縄に取り付けられてました。
この行事は、江戸時代に始まったとされ、張り子は地元の旅館が竹ひごの骨組みに紙を張って作ります。
もともとは温泉を守る「川湯十二薬師(かわゆじゅうにやくし)」への供え物として米俵や野菜の張り子が主流でしたが、近年は観光客向けに、その年の干支や、前の年に話題となったテーマのものが多く見られます。
川湯温泉のジャンボ張り子は、来月(2月)の中旬まで楽しめるということで、地元の共同浴場組合は、「新型コロナウイルスを吹き飛ばしたいという願いを込めた力作で、入浴客にも楽しんでもらえれば、うれしい」と話しています。