和県警本部の年頭視閲式 3年ぶりに開催

2023年01月12日 19時49分

イベント社会

和歌山県警察本部の年頭視閲式が、きょう(1/12)、和歌山市で3年ぶりに行われ、およそ300人の警察官が行進して県民の安全を守る決意を新たにしました。

和歌山マリーナシティで行われた年頭視閲式(2023年1月12日)

年頭視閲式は、新型コロナウイルス感染の影響で去年、おととしと2年連続で中止となったため、3年ぶりの開催となりました。

きょう午後2時から和歌山市毛見の和歌山マリーナシティ・駐車場で行われた視閲式には、山﨑洋平(やまざき・ようへい)県警本部長をはじめ、県公安委員会の竹田純久(たけだ・よしひさ)委員長や、来賓として、岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事らが出席し、整列した警察官や嘱託警察犬の周りを歩いて巡閲したあと、県警音楽隊の演奏にあわせて繰り広げられた、警察官や、およそ40台の警察車両の行進を視閲しました。

行進の最後には、県警航空隊のヘリコプターが、サイレンを鳴らしながら会場の上空を低空で飛行しました。

視閲官として訓示した山﨑県警本部長は、「去年は、刑法犯認知件数、交通事故発生件数ともに、低い水準に抑えることができたが、特殊詐欺事件の被害は増加し、交通死亡事故や、飲酒運転による交通事故も、いまだあとを絶たないなど、警察として取り組むべき課題は多い。今年も『県民の期待と信頼に応える強さと優しさを兼ね備えた警察』という警察の運営指針に基づき、より安全で安心な和歌山を目指して、指揮高く、力強く、犯罪や事故の抑止に努めてほしい」と訓示しました。

訓示する山﨑本部長

視閲式では、白バイ隊のうち、女性隊員を含む6人が、連携のとれたスラローム走行訓練を披露しました。

6人の中には女性隊員も

視閲式には、例年、400人以上の人が見学に訪れるため、今年は、人混みを作らないよう事前の告知を行っていませんでしたが、会場周辺には、100人近い人が訪れ、白バイの迫力ある走行などに盛んな拍手をおくっていました。

多くのギャラリーが視閲式を見守った

和歌山市内から訪れた親子連れは「普段見ることのない黒豹(くろひょう)や白バイの訓練は見ごたえがありました。一緒に見たこどもは、ヘリコプターの低空飛行に反応し、喜んでいました。見に来てよかったです」と話していました。

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