和歌山県内でインフルエンザ流行シーズン入り・3シーズンぶり
2023年01月12日 19時49分
和歌山県では、今月(1月)2日から8日までの第1週に、1定点医療機関あたりのインフルエンザの感染報告数が4・29となり、流行の目安となる1・00を大きく上回ったとして、県内でインフルエンザの流行シーズンに入ったと発表しました。
県・健康推進課によりますと、今月2日から8日までの第1週に、県内の各保健所管内で報告されたインフルエンザの患者数は、和歌山市が105人、岩出が30人、田辺が18人、御坊が17人、海南が12人、湯浅が11人、新宮が4人のあわせて210人となっています。
49ある県内の定点医療機関で換算すると1機関あたりが4・29となり、流行の目安となる1・00を大きく上回り、県内でインフルエンザの流行シーズンに入ったとしています。県内で流行に入ったのは、3シーズンぶりです。
全国でも1月第1週の定点あたりの報告数が4・73となっていて、国立感染症研究所の分析ではA型の感染が最も多いということです。
県・健康推進課では「発熱やせき、関節の痛みといったなど、インフルエンザを疑われる症状が出た場合は、新型コロナウイルスと同じように、かかりつけ医や、発熱外来のある医療機関に電話をするなど、早めの受診をして欲しい。特に、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある人は重症化するおそれがあるため、より注意をして欲しい」と呼びかけています。
あわせて、インフルエンザの予防接種を受けることや、マスクの着用、こまめな手洗い、うがい、換気、それに湿度の維持に努めること、さらに、インフルエンザと診断された場合は、周囲の人との接触を避け、接触の会った人にインフルエンザに感染したことを伝えるよう求めています。