天守閣の夜間活用 イベント開催で文化観光振興へ
2023年01月11日 16時40分
和歌山城の天守閣を夜間も活用してイベントを開催し、活性化をはかろうという取り組みが始まることになり、和歌山市は、あす(1/12)から申請希望者を募ります。
和歌山城の天守閣は、現状では、午後5時半以降、閉鎖され、利用できなくなっています。
国が民間事業者に対し補助金を出して特別な体験をできる新しいイベントの開催を後押しする中、和歌山市にも、ブライダル関連などでこれまでにイベントの開催について打診がありましたが、夜間に天守閣を利用できる制度がなく、対応できていませんでした。
今回の申請で、午後5時半から8時半まで、城の天守閣を利用できることになり、追加料金を払えば、最長で午後10時まで利用時間を延長できます。
和歌山市では、ライトアップされた天守閣で、和装の結婚式や音楽会、展示会や着付けなどの体験イベントの開催を想定していて、「特別な場所でのイベント開催で付加価値を高め、入場料収入を見込む事業者が出てくれば」と期待しています。
利用できる対象は、文化や観光の振興、和歌山城のにぎわい創出に寄与する事業で、個人でも団体でも利用できますが、個人による私的利用は対象外です。
利用するにあたっては、3時間で1万7千円の基本料金と、天守閣の入場料相当、大人で410円の料金が参加者の人数分必要となります。
申込みの申請は、あすから始まり、個別の協議に応じるということです。