「干支の自然物2023」県立自然博物館で開催中
2023年01月07日 17時41分
ことし(2023年)の干支にちなんで「うさぎ」を題材にした生物や鉱物などを紹介する展示「干支の自然物2023」が、海南市の県立自然博物館で開かれています。
展示場所の玄関ホールには、和歌山大学教育学部棟の屋上で発見されたニホンノウサギの幼獣の骨や、鹿児島県の徳之島と奄美大島だけに生息する天然記念物 アマミノクロウサギに寄生するマダニ、うさぎのしっぽのような見た目から英語で「ラビットテール」(うさぎのしっぽ)と呼ばれる鉱物など、名前の一部に「うさぎ」を含むものや、うさぎのエピソードにまつわる自然物の標本や写真・解説パネルが展示されています。
県立自然博物館の小泉奈緒子学芸員は「『うさぎ』という1つのテーマに沿って様々な分野の展示をしているので、普段見ない分野にも興味を持ってもらうきっかけになれば」と話していました。
県立自然博物館では、数年前から分野をまたいだ展示を年1回以上開催していて、その取り組みの一環として、去年(2022年)からその年の干支にちなんだ自然物を展示したところ好評だったことから、ことしも継続して開催することに至ったということです。
うさぎを題材にしたこの展示は、今月(1月)29日まで海南市の県立自然博物館で開かれています。