紀州南高梅使用の梅酒と炭酸飲料
2023年01月04日 18時04分
大手メーカによる紀州南高梅(きしゅうなんこううめ)を使用した梅酒と炭酸飲料が、今月(1月)下旬に全国のスーパーや量販店で販売されます。
ハウスワインなどを手掛ける東京のメルシャン株式会社は、和歌山産の梅を100%使用した「まっこい梅酒」について、今月下旬に出荷する分から、みなべ町産の黄色い完熟南高梅を使用したものに順次切り替えます。
古城(ごじろ)などの青梅(あおうめ)にはない、桃やトロピカルフルーツを思わせる甘い香りと、濃厚な美味しさが特徴です。容量は2リットル、1リットル、500ミリの3種類で、容器はすべて紙パック、全国のスーパーや量販店などで販売されます。
一方、三ツ矢サイダーなどを手掛ける東京のアサヒ飲料株式会社は、ことし(2023年)から、産地を指定した国産の果物で作る炭酸飲料「日本くだものがたり」シリーズの販売を開始し、その第一弾として、紀州南高梅を原料にした「南高梅 日本くだものがたり」を、今月31日に全国のスーパーや量販店などで発売します。
アサヒ飲料は、みなべ町の若手梅農家による「みなべ梅郷(ばいごう)クラブ」のアドバイスを得て、紀州南高梅の発効果汁やピューレ、エキスを配合した炭酸飲料を開発しました。450ミリリットル入りペットボトルで1本税別170円です。
どちらの商品も和歌山県が共同開発で協力していて、県・食品流通課では、全国や県内の消費者に商品をPRしています。