みかん狩り運動会、今年も石巻市で開催

2022年12月29日 22時37分

イベント社会

和歌山特産のみかんを東日本大震災の被災地に届けて交流を深めようという催しが、きょう(30日)、宮城県石巻市で行われました。

みかんをお玉にのせて走るこどもたち(2022年12月29日・リモートで取材)

これは、東日本大震災が発生した2011年、津波被害を受けた被災地に和歌山県BBS連盟と県海外青年派遣の会・海友会のメンバーがストーブや絵本などを持参したことをきっかけに始まった交流で、翌年からBBS連盟などでつくる和歌山市青年団体協議会が中心となって特産のみかんを車で現地に届けています。

今年は、1・2トンの有田みかんが被災地に運ばれ、きょう午後、宮城県石巻市上釜(かみかま)地区の公民館で開かれた「みかん狩り運動会」には、地元の子どもとその保護者をはじめ、地域住民らおよそ80人が参加しました。

催しの冒頭、和歌山市青年団体協議会副会長で県BBS連盟会長の高垣晴夫(たかがき・はるお)さんが挨拶し、「和歌山県から石巻市まではおよそ1000キロメートル離れていますが、人と人との絆でこのイベントは始まりました。皆さんも友人を大切にして豊かに過ごし、きょうはたくさんみかんを持って帰ってください」と呼びかけました。

会場となった公民館では、制限時間内にお玉でみかんを運ぶリレーやかごに入ったミカンを、フラフープを投げて獲得するゲームが行われ、参加した子どもたちが、歓声を挙げながら、和歌山市青年団体協議会のメンバーから贈られた有田みかんを受け取っていました。

宇宙服姿もスタッフも

また、今年は、串本町で民間ロケットの発射が準備されていることを受けて、宇宙飛行士の恰好をしたメンバーが、会場で運営にあたったほか、パンダの着ぐるみも子どもたちの人気を集めていました。

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