和歌山県学力テスト(小学生)の結果

2022年12月27日 18時02分

教育

ことし(2022年)10月12日、和歌山県内の小学4年生と5年生を対象に行われた、和歌山県学習到達度調査の結果が公表され、知識と技能を問う問題はおおむね出来ている一方、思考力や判断力、表現力、記述式の問題には、依然として課題がある結果となりました。

今回の調査は、県内の小学校と義務教育学校、特別支援学校・小学部の228校で行われ、4年生・およそ6800人、5年生・およそ6900人が参加し、国語と算数のほか、5年生は理科も行いました。

その結果、国語は、漢字の読み書きや書写などで、算数は計算で、理科は実験器具の扱い方や知識を問う問題で、それぞれ正答率が高かった一方で、全体的に、文章や資料などから情報を取り出して考えたり、自分の考えを伝わるように工夫して書くこと、実験結果を基に考えを説明することに課題がみられました。

県教育委員会・義務教育課では、課題について「学習の過程を振り返る場面などで、身につけた知識や技能を活用し表現する機会を設定した授業づくりが必要」として、小・中学校教頭研修会の実施や、補充学習、家庭学習用教材の配信なども含めて、学習機会の拡充に努める方針です。

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