あなたの「そば」に・和歌山県警と信濃路が特殊詐欺被害防止の啓発

2022年12月21日 15時30分

イベント社会

年末年始特別警戒期間中のきょう(21日)和歌山県警察本部とそば処「信濃路(しなのじ)」がタッグを組み、「あなたのおそばに和歌山県警察」と銘打って、来店客に特殊詐欺被害に遭わないよう呼びかける街頭啓発活動を繰り広げました。

信濃路の店頭で行われた街頭啓発のもよう(12月21日・スーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店)

きょう昼前、和歌山市川辺(かわなべ)のスーパーセンターイズミヤ紀伊川辺店内にある信濃路・紀伊川辺店の店頭で、和歌山県警の犯罪抑止総合対策室の警察官とマスコットキャラクターの「きしゅう君」それに、株式会社信濃路の冷水康浩(しみず・やすひろ)副社長が、犯行の手口や注意点などをまとめたチラシやポケットティッシュのセット200個を来店客に配って、特殊詐欺被害に遭わないよう呼びかけました。

年越しそばをすするジェスチャーで笑いを振りまくきしゅう君

店頭には、年越しそばをイメージして「あなたのおそばに和歌山県警察」という標語の入ったメッセージボードが設置され、その横で、きしゅう君が年越しそばをすするジェスチャーを繰り返し、笑いを振りまきました。

県警・犯罪抑止総合対策室の川端宏季(かわばた・ひろき)室長は「去年(2021年)に比べて特殊詐欺の件数が増え、犯人グループからの電話が後を絶たない。とくに高齢者の家庭では留守番電話機能付きの電話の設置などで、直接電話に出ない対策をしてほしい」と呼びかけています。

信濃路の冷水副社長は「何か社会に役立つ活動をしたいと思い、社をあげて啓発に協力しています。多くのお客様に届いて欲しい」と話していました。

県警・生活安全企画課によりますと、ことし(2022年)11月末現在、県内の特殊詐欺は94件、被害総額はおよそ1億6千万円にのぼっていて、件数・被害総額とも去年を上回っています。

県警では、もし特殊詐欺が疑われる電話がかかってきたらすぐに切って、県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルに通報するよう、県民にひろく呼びかけています。電話番号は0120(508)878番・語呂合わせで「これは、わなや」と覚えて下さい。

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