くじらの博物館でクジラ模型のあか落とし
2022年12月20日 19時01分
太地(たいじ)町立くじらの博物館で、きょう(20日)年末の大そうじが行われ、命綱を付けた職員が、天井につるされたおよそ15メートルのセミクジラの実物大の模型に乗って、1年間のほこりを払いました。
模型は、オホーツク海で捕獲されたセミクジラを型に取ったグラスファイバー製で、博物館が開館した1969年から展示されています。
一方、併設する海洋水族館では、珍しい白いバンドウイルカやマダライルカを飼育していて、水槽の底には見学用のトンネルが通り、イルカが泳ぐ姿を間近に見られます。水槽にはダイバーが潜ってガラスを磨き、新年を迎える準備を整えました。
くじらの博物館の稲森大樹(いなもり・だいき)館長は「きれいになった博物館を多くの人に見て頂きたい。来年(2023年)は飛躍の年にしたい」と話しています。
くじらの博物館は年末年始も休まず営業します。