岸本知事・初訓辞「”前例が無い”を禁句とする」

2022年12月19日 19時40分

政治

きょう(19日)初登庁し1期目の県政を本格スタートさせた、和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、きょう午後、県の課長級以上の幹部職員らを前に「公務員の仕事は前例を作り出すこと。”前例が無い”という言葉を禁句とする」と訓示し、様々なアイデアを出しながら、市町村や県民の味方として励むよう求めました。

幹部職員へ訓辞する岸本知事(壇上)(12月19日・和歌山県庁・正庁)

岸本知事は、きょう午後1時に県庁の正庁で、課長級以上の幹部職員らを前に、就任に当たっての初めての訓辞を述べ「以前勤めたトヨタ自動車時代、上司は部下がチャレンジしたうえでの失敗をとがめない文化があり驚いた。私も同じように、県職員と学びながら、様々なチャレンジや実験を繰り返しながら、県民の笑顔や幸せに繋がる政策を行いたい」と述べ「前例が無いという言葉を禁句とする。我々公務員は前例を作るのが仕事。何もしない事には厳しい評価を下す」と強調しました。

「”前例がありません”を禁句とする」と語る岸本知事

そして、県内30市町村や県民への対応について「様々なアイデアを出しながら、市町村の課題を一緒に乗り越えて欲しい。また、上司や私に忖度(そんたく)せず、県民や市町村の方を向いて仕事をして欲しい」と強く求めました。

訓辞は、県庁の庁内放送でも中継され、出先機関を含めたすべての職員にも伝えられました。

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