和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事は、初登庁したきょう（１９日）就任記者会見に臨み「ミッションは県民の笑顔を増やすこと。職員とともに様々な県の課題を勉強しながら、公約に沿った政策に取り組む」と抱負を述べました。

就任記者会見は、きょう午前１１時半に行われ、岸本知事は、１期目の抱負や取り組みたい課題について「農林水産業振興への課題を総ざらいするとともに、新しい観光産業の振興や子育て支援などの公約に沿った政策の実現に向けて職員と勉強し、一定の成果を上げたい」と語りました。

一方、国会議員時代にライフワークとしていた辻立ちについて岸本知事は「国会議員時代は何か事故が起こればわたくし個人の責任だったが、知事となれば知事室長の責任となるうえに、ましてや県警の警備を付ける訳にはいかない。県庁に迷惑は掛けられない」として封印する考えを示し、その代わりに公務出張などの機会に合わせて、県民と意見交換の場を増やす方針を示しました。