パンダ「永明」日中友好特使に、国交正常化50周年
2022年12月18日 12時07分
白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で飼育されているオスのジャイアントパンダ「永明(エイメイ)」が、中日友好特使に任命されました。これは、日中国交正常化50周年を記念して、新たに設けられたもので、任命されるのは永明が初めてです。
大阪駐在の中国総領事が、きのう(17日)、アドベンチャーワールドを訪れ、今津孝二(いまづ・こうじ)園長に任命状を授与し、永明の「日中の友好関係貢献」をたたえ、さらなる友好関係の発展に期待を込めました。
永明は、1994年に中国から来日し、これまでに梅梅(メイメイ)と良浜(ラウヒン)のメス2頭との間に、あわせて16頭の子どもを設けました。今年(2022年)で30歳を迎え、飼育された環境下で自然交配し、繁殖したジャイアントパンダでは、世界最高齢ということです。
永明は、来年(2023年)2月に、同じくアドベンチャーワールドで飼育されている双子で8歳の「桜浜(オウヒン)」と「桃浜(トウヒン)」と一緒に、繁殖研究のため、中国に帰国することになっています。
今津園長は、「永明の功績を認めていただきうれしい。帰国してからも日中友好の架け橋として、元気に暮らしてほしい」と話しました。