アビリンピック金賞受賞者が仁坂知事を表敬訪問
2022年12月12日 18時06分
先月(11月)千葉市の幕張メッセで開かれた、第42回全国障害者技能競技大会・アビリンピックに出場し、和歌山県代表として30年ぶりに優勝した男女2人の選手が、きょう(12日)午後、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を表敬訪問し、ずっしりと重い金メダルを持って受賞を報告しました。
金賞を受賞したのは、いずれも和歌山市在住で、ホテル・アバローム紀の国に勤める山下優香(やました・ゆうか)さん32歳と、紀陽ビジネスサービスに勤める西川陽規(にしかわ・はるき)さん23歳です。
2人は、先月4日から6日まで幕張メッセで開かれた第42回アビリンピックに和歌山県代表として出場し、山下さんは、喫茶室の接客技術を競う「喫茶サービス競技」の種目で、西川さんは、書類の封筒詰めやラベル貼りの速さと正確さを競う「オフィスアシスタント競技」の種目で、それぞれ優勝し、和歌山県勢としては、1992年以来30年ぶりとなる金メダルを獲得しました。
山下さんと西川さんは、2人とも、高校生の頃、担任からアビリンピックの出場を勧められて競技に打ち込み、山下さんは8回目の出場で西川さんは6回目の出場で、優勝を勝ち取りました。
仁坂知事は2人の快挙を笑顔で祝福し「これからもそれぞれの職場で頑張って欲しい」と讃えました。
山下さんは「これまで、3回銅メダルに終わっていましたが、今回は、笑顔での接客を強く心がけ、金メダルをいただく事が出来ました。これを機に、さらに笑顔に磨きをかけたい」と喜びを語りました。西川さんは「競技では平常心で臨めたのがよかったです。こつこつと続けてきた事なので、諦めずにやってきて良かったと思います」と話していました。
今回のアビリンピックには、全国47都道府県から25競技に男女361人が出場しました。