12月の企業倒産状況・件数は1件

2022年12月08日 21時50分

経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(11月)和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は1件、負債総額は5000万円となり、件数・負債総額ともに、過去10年間で最も少なくなりました。倒産したのは、橋本市の金物製造業で、販売不振が原因でした。

東京商工リサーチ和歌山支店は、今後の見通しについて「入国制限が緩和されてから外国人観光客が増加し、宿泊業などで活気が戻りつつある一方、為替相場が急激な円高に振れているうえに、国内の物価上昇に賃金の上昇が追いついておらず、個人消費の下押しが予想されジレンマとなっている。今後、多くの企業がゼロ・ゼロ融資の返済期限を迎え、支援の目からこぼれた企業の倒産が表面化してくるのは時間の問題」と分析しています。

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