仁坂知事・4期16年で「和歌山の発展を阻害する要因は除去した」
2022年12月07日 15時56分
今月(12月)16日の任期満了をもって退任を表明している和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、4期16年の県政運営で「和歌山の発展を阻害する要因を取り除き、今後の発展の基礎条件を整備することができた」と総括しました。
仁坂知事は、きょう(7日)開かれた12月定例県議会の本会議で、自民党県議団の玄素彰人(げんそ・あきひと)議員の一般質問に答え、自らの4期16年間を振り返りました。
この中で仁坂知事は「任期中は、論理的に正しいことをすべて実行する、自分や自分の立場のために政策を考えない、心意気や美辞麗句だけで具体的な行動を伴わないことを言わない、という3つの心構えを守ってきた」と述べました。
その上で、今後残された課題については「南紀熊野ジオパークの世界ジオパーク認定と、IR誘致だ」と述べ、「あとは、岸本周平(きしもと・しゅうへい)新知事と県議会の双発エンジンで、和歌山をどんどんと高みに引っ張って欲しい」と呼びかけました。
このほか、きょうの一般質問では、公明党県議団の岩井弘次(いわい・ひろつぐ)議員が和歌山県大学生等進学支援金などについて、日本維新の会の林隆一(はやし・りゅういち)議員が鳥インフルエンザの対応などについて、自民党県議団の堀龍雄(ほり・たつお)議員が教員の現況と人材確保などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。
和歌山放送では、きょうの県議会・一般質問のもようを、午後9時半から録音ダイジェストでお伝えします。