万博関連の情報<発信:和歌山県>

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有田川町と龍谷大学がぶどう山椒振興で環境省表彰・農水省からも

2022年12月07日 19時08分

政治社会経済

特産のぶどう山椒の産地振興で連携し、商品開発や新規就農者の誘致などの取り組みを行っている有田川町(ありだがわちょう)と京都府の龍谷(りゅうこく)大学が、環境省が主催する第10回「グッドライフアワード」の実行委員会特別賞を受賞しました。県内の農業分野では初めての受賞です。

有田川町は、全国屈指のぶどう山椒の生産量を誇りますが、近年では農家の平均年齢が80歳と高齢化が深刻で、後継者も少なく、産地が消滅する危機に直面しています。

町では、2019年に包括連携協定を結んだ龍谷大学とともに「ぶどう山椒の発祥地を未来へつなぐプロジェクト」と銘打ち、ぶどう山椒の知名度向上や、学生のアイデアによるぶどう山椒を用いたカレーやスイーツなどの商品開発をはじめ、学生が、町内の就農者を巻き込んだ産地の未来像を考えるディスカッションや、若手農家を講師に新規就農希望者への説明会の開催などを企画し、産地の振興に寄与したことが高く評価されました。

有田川町では「単なる商品開発にとどまらず、学生と地元が協働して、郷土の持続可能性の創造にまで発展したことが驚きだ。今後もこの事業を大切に育てたい」とコメントしています。

なお、この取り組みは、農林水産省の第9回「ディスカバー農山漁村の宝(むらのたから)」にも選定されました。

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