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島精機・島会長、在和歌山トルコ名誉総領事に

2022年12月05日 18時04分

社会

和歌山市に本社のあるコンピュータ横編み機大手・島精機製作所の島正博(しま・まさひろ)会長が、在和歌山トルコ共和国名誉総領事に就任し、きょう(12/5)、トルコの駐日大使から任命状を伝達されました。

任命状を手にするギュンゲン大使(左)と島会長

名誉総領事は、在外公館が設置されていない地域で文化交流の促進などをはかるため任命されるもので、旅券やビザの発給業務などは行いません。

日本国内のトルコの名誉総領事は、福岡、大阪に加えて3人目です。

在和歌山トルコ共和国名誉総領事の任命は、2年前にトルコ側から打診を受けた和歌山県が関係者と協議して島会長を推薦したものです。

島会長は、すでに今年(2022年)8月29日付で名誉総領事に就任していて、きょう午後、和歌山市坂田の島精機製作所本社で行われた伝達式で、コルクット・ギュンゲン駐日トルコ大使から任命状を受け取りました。

式で挨拶したギュンゲン駐日大使は、「トルコ共和国の和歌山名誉総領事の任を島さんに引き受けてもらえて誇りに思う。これまで通り日本とトルコの関係を深められるよう、多大なるご貢献を願っている」と述べました。

名誉総領事の任命状を受け取った島会長は、「トルコと日本の友好の原点は、串本町沖で発生したエルトゥールル号海難事故で、イラン・イラク戦争の際は、イランから脱出する日本人を救っていただいた。島精機は、トルコに2万3千台以上の横編み機を輸出し、トルコの繊維産業の発展に尽力してきた経緯があり、今回、名誉総領事の大役を引き受けることになった。これを機に、トルコと日本の友好関係がより強固になるよう努めていく」と述べました。

挨拶する島会長

名誉総領事の任期は5年で、必要に応じて更新されます。

在和歌山トルコ共和国名誉総領事館は、きょう付で、島精機製作所の本社内に設置され、今後、トルコと日本の文化交流の促進などに一役買うことになります。

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