「おもしろ環境まつり」和歌山市で開催

2022年12月03日 17時20分

イベント教育災害・防災社会経済

県内の環境保全の取り組みなどについて学べる体験型イベント「おもしろ環境まつり」が、きょう(3日)和歌山市で開かれ、朝から多くの家族連れらで賑わいました。対面で開催するのは3年ぶりです。

川住む水生生物を探す親子

「おもしろ環境まつり」は、小学生を対象に、楽しみながら環境保全への理解を深めてもらおうと毎年開いているもので、ことしで6回目です。

和歌山市土入(どうにゅう)の和歌山市民体育館では、「気候」「エネルギー」「生き物」「3R」「食べ物と水」「防災」の6つのテーマで27ブースが展開されました。

県庁職員お手製、災害ゴミの分別が学べるカードゲーム

会場では、川によって住む生き物が違うことを体験できる「水生生物調査体験」をはじめ、災害ごみ問題をカードゲームで学べるブース、和歌山大学の学生らが作成した防災カルタで遊ぶブースなどが設けられ、子どもたちは夢中になって楽しんでいました。

「和歌山大学 災害ボランティアステーションむすぼら」による防災カルタ

防災カルタを楽しんでいた小学3年生の女子児童は「遊びと防災が混ざっていて楽しかった。11月5日は 世界津波の日だと覚えました」 と話していました。

そのほか、メインステージでは、和歌山放送のパーソナリティで防災士の資格を持つ落語家の(かつら・)枝曾丸(しそまる)さんが、オススメの防災グッズや防災用品の代用になる日用品などを紹介する「防災コーナー」などが行われました。

和歌山大学システム工学部 教授で、実行委員長の中島(なかしま・)敦司(あつし)さんは「環境保全が義務ではなく、『未来を明るくするために今こんな活動をしているんだよ』ということが子どもたちに伝われば」と話していました。

「おもしろ環境まつり」では、環境保全の取り組みについて知るだけでなく、和歌山の未来や子どもたちの未来は、「環境も経済も暮らしも明るく、楽しいものになるんだ」と参加者に印象づけたいということです。

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