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本宮「仙人風呂」大雨による増水で開湯延期

2022年11月30日 18時56分

イベント災害・防災

あす(12月1日)オープンする予定だった、田辺市本宮町(ほんぐうちょう)の冬の風物詩「仙人風呂(せんにんぶろ)」は、きのう(29日)の大雨で川が増水し、対岸と湯船を結ぶ橋が流されたため、オープンが延期されることになりました。復旧の時期について、熊野本宮(くまのほんぐう)観光協会は「川の増水が収まらないと復旧工事に取りかかれないため、未定」と話しています。

仙人風呂は、毎年冬に、水量が減る田辺市本宮町の大塔川(おおとうがわ)をせき止めて作る露天風呂で、一度に1000人が入れるほどの大きさから、その名が付けられています。川原からわき出る70度以上の温泉を大塔川の水でうめて適温にする仕組みで、熊野の森林に囲まれたロケーションが、全国の観光客や地元の人々の人気を集めています。

ことし(2022年)も、あす、期間中の無事と多くの来場を祈願する式典と、一般開放が行われる予定でしたが、きのうの大雨で川が増水し、対岸と湯船をつなぐ橋が流されてしまったということで、延期が決まりました。

熊野本宮観光協会では「楽しみにして頂いていた皆さまにはご迷惑をお掛けします」と理解を求めています。

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