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和歌山市内の養鶏場で鳥インフル・4万6千羽処分へ

2022年11月30日 11時07分

政治社会

きのう(29日)和歌山市内の養鶏場で飼育されていた鶏が死んでいるのが見つかり、県が検査したところ、高い病原性を持つH5亜型(エイチご・あがた)の鳥インフルエンザに感染したことがわかりました。これを受け、県では、けさ(30日)対策本部会議を開き、家畜伝染病予防法に基づいて鶏4万6千羽の殺処分を決定しました。

対策本部会議で鶏の殺処分を命令する仁坂知事(11月30日・和歌山県庁・知事室)

県の鳥インフルエンザ対策本部によりますと、きのう午前10時頃、和歌山市の養鶏場から飼育されている鶏が死んでいると通報があり、県の家畜保健衛生所で11羽を検査したところ、けさ早く、すべての鶏から、高い病原性を持つH5亜型の鳥インフルエンザの感染が確認されました。

きょう午前9時、県庁の知事室で、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事を本部長とする対策本部会議が開かれ、仁坂知事はこの施設で飼育されている鶏およそ4万6千羽の殺処分を命令しました。あわせて、養鶏場と周辺の消毒のほか、鶏や卵の搬出と移動の制限を決めました。

バスに乗り込み殺処分に向かう県職員ら(11月30日・和歌山県庁前)

命令を受け、けさ、殺処分を担当する県の職員が白い防護服に身を包み、県庁から次々とバスに乗り込んで現場の養鶏場に向かいました。

県では、職員2850人体制で、きょう午前9時20分から24時間・4交代で殺処分を行っていて、来月(12月)2日までに殺処分を、施設と周辺の消毒を来月4日までにそれぞれ終える予定です。

県内での今シーズンの鳥インフルエンザの発生は、白浜町のレジャー施設アドベンチャーワールド以来、2例目です。

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