和歌山市鳥インフル・家きん類と卵の移動・搬出制限
2022年11月30日 11時04分
きのう(29日)和歌山市内の養鶏場で高い病原性を持つ鳥インフルエンザが発生したことに伴い、県では、きょう(30日)から養鶏場から半径3キロ以内では卵や家きん類の移動を禁止、半径10キロ以内では卵や家きん類の区域外への搬出をそれぞれ禁止しています。この範囲内には肉用の養鶏農家1戸・50羽と、採卵用の養鶏農家2戸・3千羽があります。あわせて、県では畜産関連車両の消毒ポイントを3か所設置しています。
1か所目は和歌山市中(なか)の県道和歌山阪南線沿いの国土交通省和歌山計量所跡地で24時間体制、2か所目は直川(のうがわ)のさんさんセンター紀の川、3か所目は毛見(けみ)の県立紀三井寺(きみいでら)公園で、これら2か所は午前9時から午後5時までです。
県では、今後、養鶏場の防疫措置が順調に進んだ場合、来月(12月)15日の午前0時に搬出制限区域の解除を、来月26日の午前0時に移動制限区域の解除をそれぞれ行う予定です。
仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「今回は和歌山市内だが、県内の山間地域など一般家庭で鶏を数羽飼っている程度のところもあると思われ、様子がおかしい場合はすぐに保健所などへ連絡して欲しい」と呼びかけています。また、県では、人が家きん類の肉や卵を食べても鳥インフルエンザに感染した事例は報告されていないとして、根拠のない噂などに惑わされないよう、協力を求めています。