田辺市で創業し、和歌山・大阪・奈良の３府県でまもなく３０店舗になる「産直市場よってって」の開業２０周年を記念するセレモニーが、きょう（２４日）和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれました。

産直市場よってっては、田辺市の株式会社プラスが、地元の新鮮で安全な野菜や果物、魚介、加工品を消費者に安く届けようと展開している直売所です。

２００２年に田辺市稲成町(いなりちょう)で１号店をオープンしたのを皮切りに、和歌山県内で次々と出店したのに続いて大阪府や奈良県にも進出し、来年（２０２３年）１月中旬に予定される奈良県の広陵店(こうりょうてん)のオープンで３０店舗となります。

きょうのセレモニーでは、プラスの野田正史(のだ・まさふみ)社長が「２０周年はまだまだ通過点。これからも社会の変化を乗り越え、より強い会社・業界にしていくことで、１０年後には、農産物直売所を通じた流通を２倍・３倍に伸ばしたい。若い社員を育てて、新たなビジネスモデルを作り上げたい」と決意を示しました。

また、およそ９０００を超える登録生産者から、野菜・果物・花卉(かき)・加工品・鮮魚の各部門で、特に高品質な製品を出荷した優秀な生産者５０人への表彰も行われました。