県立医大とファミマが災害時物資調達で協定
2022年11月22日 19時31分
和歌山県立医科大学は、きょう(22日)医大病院内でコンビニエンスストアのファミリーマートを展開しているFプロデュースコーポレーションと、ファミリーマートとの3者間で、大規模災害時に職員や医療スタッフの食料品や日用品などを提供する協定を結びました。
県立医大病院は、大規模災害時の中核病院となる「基幹災害拠点病院」に指定されていて、厚生労働省の指針に沿って、地震や津波、風水害などの大規模災害時への備えとして、医療スタッフや職員向けの食料や飲料水を災害発生から3日分を備蓄していますが、災害時の病院機能の維持をより強固にするため、ファミリーマート側から食料品や飲料水、トイレットペーパーなどの日用品を県立医大に提供してもらう協力体制を整えたもので、ことし(2022年)2月のエバグリーン廣甚(ひろじん)との協定以来、2例目となります。
きょう午後、和歌山市紀三井寺(きみいでら)の県立医大で協定の締結式が開かれ、県立医大の宮下和久(みやした・かずひさ)理事長とFプロデュースコーポレーションの清水祥生(しみず・よしお)社長、それに、ファミリーマート・西日本エリア本部・第3リージョンの小佐々将弘(こざさ・まさひろ)総括部長の3人が、それぞれ協定書を交わしました。
この中で、小佐々総括部長は「災害時には3者の連携をより強固にし、患者や家族、地域に一層貢献したい」とあいさつました。
宮下理事長は「今回の協定が不測の事態への備えになるので、たいへん心強い」と期待を示しました。