障害者用駐車区画の適正利用 和市の商業施設で街頭啓発

2022年11月21日 19時18分

社会福祉・医療

不特定多数の人が利用する施設にある障害者用の駐車区画の適正利用を呼びかける街頭啓発がきょう(11/21)、和歌山市の大型スーパー前で行われました。

和歌山県では、2016年から「県障害者等用駐車区画利用証制度」を運用していて、障害者や難病患者、妊産婦や介護の必要な高齢者ら対象となる人が、和歌山県に申請すれば、この駐車区画を利用できる利用証の発行を受けられます。

今回の啓発は、この制度の周知を図るとともに、障害のある人のために用意された障害者用の駐車区画に、健常者が駐車することのないよう適正な利用を呼びかけたものです。

きょう午後1時から和歌山市直川(のうがわ)のスーパーエバーグリーンプラス和歌山北インター店で行われた街頭啓発には、和歌山県と和歌山市の身体障害者連盟や県庁からあわせて9人が参加し、ウェットティッシュやパンフレットを配布して買い物客にアピールしました。

啓発に参加した県身体障害者連盟の西井幸男(にしい・さちお)会長は、「障害者用の駐車場は、買い物に来た障害者にとって欠かせないので、健常者の皆さんには是非、理解していただきたい。連盟に参加している障害者は、利用証を持っていますが、連盟に入っていない人は、まだ利用証を持っている人が少ないので、皆に知らせたい」と話しました。

啓発グッズを配布する西井さん(左)

また、県障害福祉課の竹内康模(たけうち・やすのり)さんは、「車内に利用証を掲げることで、障害者用の駐車スペースを必要としている人がいることを理解してもらうとともに、外見からは障害が分かりにくい人も利用しやすい環境をつくっていこうと取り組んでいます。誰もが安心して暮らせるまちづくりにつなげていきたい」と話しました。

利用証の発行などについての問い合わせは、県障害福祉課・電話073・441・2532で受け付けています。

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