紀の国チャレンジド賞・チャレンジド・サポート感謝状授与式
2022年11月15日 16時40分
障害を克服し、いきいきとした社会生活を送っている障害者を表彰する、今年度(2022年度)の「紀の国チャレンジド賞」、障害者の社会生活を支える人を表彰する「紀の国チャレンジド・サポート感謝状」の授与式が、きょう(15日)和歌山県庁の正庁で開かれました。
これは、障害者の自立と社会参加の促進を図ろうと、和歌山県が2003年度から行っているもので、20回目となる今回は、チャレンジド賞を4人、チャレンジド・サポート感謝状を9人が受賞しました。
このうち、紀の国チャレンジド賞を受賞した和歌山市の村田容子(むらた・ようこ)さん50歳は、琴の浦(ことのうら)福祉工場で、25年にわたって、特殊電池やリチウムイオン電池部品の組み立てを続けているほか、全国障害者スポーツ大会や障害者スポーツ教室にも積極的に参加し、陸上やソフトボール投げ、フライングディスクで優秀な成績をおさめています。
また、紀の国チャレンジド・サポート感謝状を受賞した、田辺市の堀光惠(ほり・みつえ)さん92歳は、田辺市障害者連盟大塔(おおとう)支部の理事として、地域の障害者福祉活動に尽力しています。
きょうの授与式では、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事が、表彰状や感謝状などを授与し、受賞者を代表して村田さんが「それぞれの立場の活動が評価され、嬉しく思います。これからも共生社会実現のために、チャレンジ精神を持って、多くの人々に夢と希望を与えたい」と感謝の気持ちを述べました。