【鳥インフル】仁坂知事「観光に痛手」

2022年11月15日 17時10分

政治社会経済

鳥インフルエンザの発生に伴い休園が続いている、白浜町(しらはまちょう)のレジャー施設・アドベンチャーワールドについて、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「行きたい観光客は多いからこれは痛手だ」と述べました。

定例記者会見での仁坂知事(11月15日・和歌山県庁)

今月(11月)10日、アドベンチャーワールドで飼育されていたアヒル6羽が死亡し、検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが確認され、家きん類57羽の処分と防疫措置が行われたほか、施設は翌11日から休園が続いています。

仁坂知事は、けさ(15日)の定例記者会見で、休園が長引くことによる白浜観光への影響に懸念を示しました。

一方、今回の処分は家畜伝染病予防法に基づいて、鶏などと同じように行われましたが、アドベンチャーワールドのような動物園には、対象になっていない鳥類や、希少なものもいる可能性が高いため、仮に鳥インフルエンザがそのような家きん類以外の鳥にも感染した場合には、処分や肉・卵の移動制限などを規定する家畜伝染病予防法のような法律が無いため、環境省と施設に対応が委ねられているのが現状です。

仁坂知事は「アドベンチャーワールドには専門家である獣医師がたくさんいるし、県も鳥インフルエンザ対応で積み重ねた知見がある。専門家同士相談して最善の道を選べば良いと思う」と述べ、協力する考えを改めて示しました。

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