和歌山県推計人口90万人・10月では初の1万人減

2022年11月12日 17時18分

社会

和歌山県のことし(2022年)10月1日現在の推計人口が発表され、総人口は90万3172人となり、前の年の同じ時期より1万人あまり下回って、1967年(昭和42年)の統計開始以来、過去最低を更新しました。10月時点の減少数が1万人を超えたのは初めてです。県の推計人口の減少は、10月としては1996年以来、27年連続です。

県の調べによりますと、ことし10月1日現在で、県の人口は90万3172人となり、1年前と比べて男性が5114人、女性が5237人それぞれ減少し、合わせて1万351人減少しています。

人口総数に対する増減率は1・13%の減少で、減少幅は前の年より0・15ポイント拡大し、1996年から27年連続で減少しています。

市町村別では、岩出市(いわでし)・日高町(ひだかちょう)・上富田町(かみとんだちょう)で増加した以外は、すべて減少しています。このうち、最も減少率が高いのは九度山町(くどやまちょう)の3・62%、次いで古座川町(こざがわちょう)の3・29%、北山村(きたやまむら)の3・03%などとなっています。

また、去年(2021年)10月1日からの1年間に、生まれた数から死亡した数を引いた自然増減は8712人の減少で、1998年から25年連続の減少です。

転入から転出を引いた社会増減は1639人の転出超過で、1996年以来27年連続です。

世帯数は39万6135世帯で、前の年と比べて759世帯、率にして0・19%増えていますが、家族1世帯あたりの平均人数は2・28人と、前の年と比べて0・03人減少しています。

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