正月の縁起物、串柿づくりが最盛期

2022年11月06日 15時38分

歴史・文化

かつらぎ町北部、四郷(しごう)地区で、400年以上の伝統がある「串柿づくり」が最盛期を迎え、農家の軒先や干し場では、この時期の風物詩となっている柿の玉すだれが連なってぶら下げられている光景が見られます。

地区では、およそ60軒の農家が生産していて、小ぶりな渋柿(しぶがき)の皮を機械でむき、長さ50センチほどの竹串に10個ずつ刺したものが多く作られています。

10個は、吊るすロープの関係で、両端に2個、中心に6個の配置となり、「いつもニコニコ(2個2個)、仲むつまじく(中6つ)、ともに白髪の生えるまで」という思いが込められています。

串柿づくりは、今月(11月)下旬まで続き、来月(12月)中旬には、正月の縁起物(えんぎもの)として、京阪神地方を中心に出荷されます。

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