近大生物理工学部の学生消防団員がレンジャー訓練に参加
2022年11月04日 21時43分
紀の川市の近畿大学生物理工学部の学生による消防団員が、きょう(4日)岩出市の消防署で行われたレンジャー訓練に参加しました。
近大生物理工学部は、2019年に学生消防団を結成し、地域を管轄する那賀(なが)消防組合と連携して、学内で防災訓練を行っています。
きょうは、あす(5日)の「世界津波の日」を前に、キャンパスで中央構造線直下型地震を想定した災害対策訓練が行われ、その一環として、学生消防団のレンジャー訓練が行われたものです。
岩出市中迫(なかぶさ)の那賀消防組合・中消防署で行われた訓練では、学生消防団員10人が中消防署の救助隊員の指導で、命綱となるロープの結び方や、高さおよそ7メートルの所に貼られたロープをつたって渡る訓練などを行いました。
学生消防団員のひとりで消防隊員を目指す、近畿大学生物理工学部4年の野口稜平(のぐち・りょうへい)さん23歳は「初めてロープを渡る訓練は慣れない動きで難しかったです。近大の学生消防団での貴重な経験を活かして、市民に安心と安全を届けられる消防隊員になりたいです」と話していました。
那賀消防組合の湯浅隆樹(ゆあさ・たかき)消防司令長48歳は「地域や市民のためにボランティア精神で取り組んでくれる学生たちは、頼もしく、有難い存在です」と話していました。
このほかきょうの訓練では、キャンパス内で教職員や学生らが参加しての避難訓練や、県・危機管理局の職員による防災講座なども行われました。