南海電鉄はきょう（２８日）旅客運賃の値上げを国土交通大臣に申請しました。申請によりますと、初乗りが現在の大人の運賃が１６０円から２０円アップして１８０円に、距離に応じて２０円から４０円の幅で値上げを申請しました。またなんば駅と中百舌鳥駅間の特定運賃については１０円アップして大人の運賃が３５０円で申請しました。

今回、空港線の加算運賃やケーブル―カー、特急料金などは値上げを見送りました。南海電鉄は、沿線人口の少子高齢化や、新型コロナウイルス感染症による乗客の減少などで運賃収入が減少していることなどを値上げ申請の要因に挙げていて、消費税率の変更に伴う運賃値上げを除いて２８年ぶりの値上げ申請です。