「筋肉体操」動画協力の大学生に感謝状 和歌山県警
2022年10月27日 13時34分
和歌山県警察本部は、県警が制作した「『筋肉』・詐欺被害防止体操」の動画に登場し、講師とともに体操を実演して紹介した近畿大学生物理工学部の女子学生に対し、感謝状を贈りました。
この動画は、近畿大学生物理工学部の准教授を経て、現在、順天堂大学スポーツ健康科学部の先任准教授を務めている谷本道哉(たにもと・みちや)さんの協力を得て、県警が制作したもので、今月(10月)から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されています。
動画では、谷本さんが近畿大学生物理工学部の女子学生とともに、スクワットや、テーブル腕立て伏せなど、室内でも簡単に出来る筋トレを実演しながら、動きに合わせて「なりすました詐欺師に個人情報は教えない」といった、特殊詐欺被害に遭わないためのワンポイントアドバイスを紹介しています。
今回、感謝状を受けたのは、この動画に登場した近畿大学大学院生物理工学研究科2年の中村美紗樹(なかむら・みさき)さん24歳と近畿大学生物理工学部4年の清水美宙(しみず・みひろ)さん23歳、それに近畿大学生物理工学部2年の櫻根古都(さくらね・こと)さん20歳の3人で、きのう(10/26)、県警本部で髙砂浩之(たかす・ひろゆき)生活安全部長から感謝状を受け取りました。
贈呈式の後の懇談では、髙砂部長が、「警察では、地道な啓発活動を続けているので、皆さんも、普段の生活の中で、特殊詐欺に気を付けるよう広めてほしい」と呼びかけました。
また、3人のうち、清水さんは、来年春から和歌山県警の警察官として採用されることになっていて、懇談では、「動画を撮影した警察学校の道場で学ぶことになるので、頑張ってください」と激励を受けていました。
感謝状を受けた3人の女子学生は、「撮影する中で、特殊詐欺防止の『ちょっと確認電話』の存在など、自分の知らないことがたくさんあったので、この動画を通じて、多くの人に知ってもらいたい」「高齢者が被害者になりやすいと聞いたので、自分の祖父母が心配になりました」「撮影した動画を、祖父母に見せたり、家族や友人とシェアして広げていきたい」と話しました。
県警では、今後、動画で筋肉体操の講師を務めた谷本さんにも感謝状を贈ることにしています。
詐欺被害防止を呼びかける「『筋肉』・詐欺被害防止体操」は、和歌山県警の公式YouTubeチャンネルで公開されています。